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24話 8

「…クソタレが!誰の記憶を消去するだと?それにこの私を処分?…随分好き勝手言ってくれるな!クズがぁぁ!」


激怒して我を失ったバルトゥールは邪気を激しく放った。


「ふっ!天界の主神様の前で禍々しい邪気を…やはり、処分した方がいいでしょう…」


ガラーウは鼻で笑った…。


これはハメられたな…くっそ!その鼻にフライドポテト…いや!激辛タバスコを塗ったゴーヤを突っ込んでやりたい!


「ガラーウよ…今まで数えきれない程の揉めて来た私だが…本気で誰がを憎む事はなかった」


ルル姉の雰囲気がいつもと違って嫌な感じがした。


なにこの感じ?…胸が騒つく。


「ああ…これが憎いという感情か…あははは…心の底からお主が憎い!!お主を切り裂けと心が囁くのう…」


凄まじい気迫で主神の聖地全体が揺れた。


主神の使徒が全員僕達を囲んでいたが…ルル姉に怯えてそれ以上動かないかった。


「退け、チリも残さず消滅させるぞ…」


ルル姉のその激怒した顔は別人のように冷たくて深い闇に落ちたような表情だった。


これは…こんなルル姉は初めて見た…。


これは!怒ってるってもんじゃない!これはまずい…もう手がつけられない!


「何の真似ですか?ここは主神様の謁見の間ですよ!」


「それがどうした?」


「はぁ…貴方は天界の秩序を乱して…気ままに行動するわ…天界と下界構わずあっちこっち荒らして周りに迷惑かける…兄たる主神様をどれだけ困らせたら気が済みますか?」


「………その口引き裂くぞ」


「ふふふ、やれるならやって見なさい」


いい気味だと言いたいような顔のガラーウ…本当に憎たらしくて虫酸が走った。

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