24話 7
「ツッ……何事も挑戦するのが私のモットーだでな…」
ルル姉は舌打ちをして…ちょっと不機嫌になった。
「……無許可でその少年に悲願を使いましたね…主神様の許可なしの悲願を使うのは禁忌ってわかってますよね?」
悲願ってなんだ?加護とは違うのか?
「…あ?それがどうした?喧嘩売ってるのか?あん?」
短気のルル姉は問い詰められると怒り出した。
「……相変わらずですね、その短気な性格」
「私は気に入ってる、この性格!」
誇らしくドヤ顔で言ってる…だが!そこがいい!
「主神様の御前でその態度…目に余りますよ?」
「貴様……補佐の風情が!」
「静まれ…」
二人の言い争いに主神が止めた…。
「申し訳御座いません…ですが主神様、私は様々な禁忌を犯し反省もしないルナファナリールカ様に3000年幽閉と、何度もの天界の無断侵入して、破壊行動を行なった邪神バルトゥールは消滅処分で、異界の少年、シムラハルトは記憶を消去して元の世界に帰還させるべきだと進言します」
それ…進言ではなく判決だろう!
「主神様の威厳と天界の秩序の為にこれが妥当かと判断しております」
「ふむ…」
はっ?幽閉3000年?消滅処分?僕の記憶を消去が妥当だと?横暴過ぎるだろ!どこが妥当だ?妥当の意味わからないの?
僕は爆発瞬前だったが何とか耐えた。
「あの?横暴過ぎると思いませんか?」
「立場を弁えて口を慎みなさい…異界の少年よ!!」
ガラーウは冷たい目…見下した態度に僕も我慢の限界まできた。




