24話 2
「ルナよ…2000年ぶりだな…良く無事で帰った…」
この方が主神様…声すら重く感じる…。
「うへぇー、今無事と言った?アンタの無限光を食らって三途の川を渡ってメタファールに世話になる所だったわ!ようぬけぬけと言うね…むっつりヤロ!!おちょくってる?あん?」
「………」
あー…来たよこれ!ルル姉!抑えて抑えて!僕、心臓バクバクだよ!はぁ…。
「よくぞ、我が妹を救ってくれた、そして、イビルゲート攻略まで成し遂げるとは……異界の少年よ、礼を言う」
ルル姉になんの返事もせずにこっちにに話を振って来た…。
当然か…帰ったばかりの妹にあんなものぶっ放したんだ…返す言葉もないだろう。
「勿体無いお言葉ありがとうございまーす!」
「大義であった」
よっし完璧!みんなこれからだ…お願いだから作戦通りに!
「そして、邪神バルトゥールよ、何ゆえ邪神界に戻らん?下界に留まる目的は何だ?」
よし…バルトゥール!決めろ!
「…あっ?うちのお兄ちゃんがいるからに決まってるだろが!ボケが…ぺっ!」
あ?……うわあああ!バルトゥールーー!
バルトゥールの返事に僕は絶望という言葉の意味を知った。




