22話 7
「ぺっ!チンケな人間一人ごときで騒がしいな…ちぇ………あっ!」
その時…僕の事が気に食わないようなレイラさんが無意識に不満の言葉がポロッと出た。
それを聞いた全員からレイラさんは一気に燃えるような視線を浴びた。
うん…レイラさん…この感じ、この雰囲気…。
これは…死ぬな。
「あの…これは…冗談で…うわああああん!許してください!」
「レイラよ!久々にあれをやろう!……ケルベロスの餌の刑…まず食べやすくミンチにするか、クク」
ルル姉はポッキポッキと腕を鳴らしてレイラさんに向かった。
タフ過ぎる!…ミンチ?餌?どいう意味だ?
「オホホ!あれですか?ケルベロスから排泄されたうXこから再生するあの姿!爆笑しましたね!またあれが観れるとは!キャハハハ!楽しみですね……」
ラズリックさんは楽しそうに笑っていた。
えっ?まじ?…き、汚い!いやいや!エゲツない!
「ひぃ!!!イヤーーーーーー!!!て、天翼全開!!」
レイラさんは全力で逃げ出そうとした。
賢明な判断だと思う…。
「レイラよ!力を封じろ!」
ルル姉の言葉に銀色に輝く羽が元に戻って小さくなった。
「ラズリック…今だ!取り押さえろ!逃すなよ!あとバルトゥール!ハルト君の目隠しを頼む!」
「くはっ!う、動けない?ラズリック!頼む!離してくれ!」
レイラさんはラズリックさんの完璧な寝技によって身動き取れなくなった。
「お兄ちゃん…魂が汚れるから見ないでね…」
「えっ?バルちゃん?うっぷっぷ!!」
バルトゥールは胸を僕の顔にペッタと貼り付けて目隠しをした。




