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22話 2
「ルナ様?何が分かりましたか?」
「まぁ…た、大したことない!ちょ、ちょっと女難の相の呪いがかけられただけだ…」
ルルはその詳細を黙ってラズリックに惚けた。
「女難の呪い?…まぁ!よかったです!呪いは無効になりますからね!」
(解除不可のextraなんちゃら呪いだが…黙っておこう…)
(ルナ様…何か誤魔化してますね…ハルト君の周りに女性が次々と現れる事を考えれば…只の呪いでは無さそうです…)
それにすぐ勘付いたラズリックだった。
「あとはルナ様が完全回復してから調べるしかありませんね…」
「だな……ハルト君にどんな才が秘められてるのか分からない現状…天界に知れ渡ると面倒になるから黙って置くように…」
「分かりました…本人にも?」
「……ああ…主命で秘密厳守だ!」
「う、承りました」
(当たり前だろ!私のせいにされてハルト君に嫌われたらたまったもんじゃないわ!)
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