22話 ハーレムっていい事ばかりではない…その1
ルルはハルトの状態を調べると強力過ぎる複数の加護による反動で副作用が発生した事を見つけた。
その副作用は呪いだった。
(の、呪いか、こりゃ…間違い無く…反動による副作用だな……しかし、何この加護の数は?わからんな…それより…どんな呪いだ?)
ルルはそのふざけた超extraユニークな呪いの詳細を読み始めた。
解除不可
異性の出会いが増える。
(くっ…ハルト君をどっか監禁して…いやいや…)
寿命を対価とし忍耐力、異性の好感度超増幅
(ちょ、ちょ!ハルト君に悪い虫か沢山付くのは困る!いっそのこと下界を滅ぼすか?)
周りの異性同士の紛争が絶えないため寿命が減りつづけ老化が早まる
(ハルト君…ごめん…紛争の根絶の為にやはり下界を滅ぼすか…)
浮気などの罪悪感、自覚消失
(うううう…勘弁してくれ…もうこれ以上読みたくないわ)
ルルはその呪いを読む事をやめた。
(寿命と老化は…無視されてるから良いとして……罪悪感、自覚消失って…あ…どうしよう?)
稀代の天然プレイボーイ…ハルトの誕生であった。
(………まぁいいっか!ハルト君はハルト君だし!所詮人間など一晩(100年)寝たら勝手に消えてくれてるし!問題ない……そう!全く問題ない!あははは!)
ルルは悩む事をやめて面倒な事は丸投げした。




