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21話 4

それにいきなりのその質問…心の準備が出来てないのに…。


「ルル姉?えへへ…僕の…大切な人?なんだったりして…へへ…」


歯切れが悪いが僕としては上出来だった。


「もう…♪ハルト君たら……♡そこは…男らしくシャキンと言わないと!うふふ」


嬉しそうにもじもじするルル姉は可愛い!


「うわああああああああああ!お兄ちゃん!この女だけはせぇぇたい!ダメェェェェェェ!」


バルトゥールの壮絶な叫びのあと…急に泣き出してドッスンと座り込み肩を落とした。


「お、お、お兄ちゃん…今なら間に合う……考え直して…人生棒に振る事になるよぉーうううう」


「えっ?バルちゃん?」


その一片の曇りが無い切実な願いの顔にルル姉はブッチと切れたような顔だ。


「ねぇ…バルトゥールよ…ちょっと二人で話そう……あそこに静かな場所がある」


ルル姉はバルトゥールを引き摺り洞窟のような暗い場所に連れて行った。


「ああぁぁぁぁぁぁ!!お兄ちゃん!お兄ちゃん!お兄ちゃん!」


まるで怪獣に捕まって食糧としてその巣に引き摺られて行くような恐怖に満ちた顔だ…。


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