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20話 その4
ルル姉は冷たく笑いながら上空に向けてまた叫び出した。
「その節はお世話になったな…!ブスのメルディア…お調子者のグランデ、根暗のキリシュー…そして…えっと?ペタンコのブス?」
「貴様ぁあ!ペタンコのブスだと!なぜ妾だけ酷く絡むかな?あん?」
「あら?お前の名前…何だったっけ?」
「キーっ!!お、お前らも黙ってないで何とか言えよ!う、鬱憤発散したいでしょ?」
心細いような声で創造の女神は…三馬鹿神に話を振った。
「……ガッシャン!」
「……ガッシャン!」
「…………ガッシャン!」
トゥートゥートゥー………
[[なっ!ちょ、ちょっと!おい!お前ら!くっそぉぉ!念話を切りやがった…お前ら!!それでも天界の神か!]]
三馬鹿神は逃げた…。
先までの緊張感が抜けて…このまま帰ろうかなと思った。




