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20話 2


「ああ!本当にルル姉だよね?」


幻なとじゃない…本物のルル姉が僕の前にいる…。


「ハルト君!こんなに逞ましくなって…よく頑張ったね……」


「ううああぁぁぁ!!ルル姉!」


「また…泣く…仕方がない子ね…」


テレビでやってた戦後長年の生き別れた肉親と出会えて号泣きする画面…その時は分からなかったけど…今ならその気持ちが少しは分かる気がした。


抱きついて泣いている僕にルル姉は黙々と頭を撫でくれた。


「しかし…どうやって?聖地に行かないといけない復活出来ないんじゃなかった?」


「普通はそうたけど…ほら…ハルト君の体には何がある?」


「まさか!アストラルライン!」


「正解♪」


玉座の間に神の器を置かないと回復はできるはずがない…それは色々調べて分かっていた。


だが…僕にはルル姉のアストラルラインが移植されている…そのマナ共有効果でルル姉は短い間で現存するまで力を溜める事が出来た訳か…。


「おおぉぉ!主様ぁぁあああ!」


歓喜に満ちたレイラさんはルル姉の元に走って来た。


「……シッシッ!邪魔だ」


ルル姉はレイラさんに少しも振り向かず僕を見つめて頭を撫で続けていた。


「は、はぃ…(おのれぇ!ハルトめぇぇ!)」


また睨まれた…血の涙が流れていた…その目!こ、怖すぎる!


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