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19話 その10

「ウォッーーーー!」


フロトスは強力な爆炎の中に吸い込まれてその周りの岩は溶けて木や草は廃となって風に飛ばされた。


「あはは!そのまま燃え…くあっ!うおーぉぉおお!」


彼女が身を投げた所に大きな石があって…それに頭を打った彼女は痛みで頭を抱えてブルブル震えながら必死に耐えていた。


「オフォ……痛ったたた!ツノが割れると思った!」


「魔王様!大丈夫ですか!」


魔王と呼ばれた彼女は瞬時に立ち上がって威厳を保った。


「おぅ…こ、これしきの事!痛くも痒くもないわ!」


「………はい」


顔は痛そうで痩せ我慢してるのがバレバレだった。


「ハフゥーーーっ!」


フロトスが冷気で爆炎を吹き飛ばして魔王に襲いかかった。


「しまっ!」


油断していた魔王は避けるには間に合わなかった。


「爆風の矢よ!」


「貫け!ソニックピアシングスピア!」


「キャーーン!」


魔王がやられる間一髪に双子の攻撃がフロストに炸裂して飛ばされた。


「今よ!ハルト!」


「お願いします!ハルトさん!」


「任せろー!うおーートドメだぁ!クイル兄直伝!一撃鋼斬!!」


僕の渾身の一撃でフロトスの胴体を真っ二つに切断した。


「やったね!ハルト!」


「神獣を一撃で真っ二つに…凄いです!ハルトさん!」


褒められて気分はいいが…あまりもあっさり倒されたせいで…なんだか拍子抜けって感じだった。

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