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15

ルシファはヤハウェに気づかれる前にそのまま魔界に帰って、受け入れ難い真相を知った僕は重い気分でみんなが集めた会議室に向かった。


「ハルトや…ルシファの事は上手くいったか?」


「カオス様に丸投げされた」


「あはは…なるほど」


それでみんなにルシファから聞いた一部のみは黙ってヤハウェの事を伝えると信じ難い表情をした。


「あのヤハウェがカオスを騙す事をするなんて…ありえるか?」


「だが、ルシファが嘘を言う理由がない、これはただことでは済まんぞ」


「こっちとしては大義名分は立ったから外部から雑音もすくなくなるから助かる」


プロビデンスとアクシオムお互いに場合によって権利を譲ってもらう事は問題にならない。


しかし、プロビデンスは何故かアクシオムの機能を全て掌握し一つになろうとしている事は明らかな越権行為である。


それをカオスに気づかれないようにカモフラージュまでした事は決して許される事ではない。


でも…カオス様はプロビデンスに手を出さないとルシファに言った。


あのカオス様の事だ…何か思うところがあるのは間違いないだろ。


「僕はヤハウェ…いや、プロビデンスと徹底交戦すると決めたよ…必ずルシファを助ける!」


「ハルト君…何故そんなに興奮する?まさか…ルシファのあの丸いお尻に惚れたのか!」


「ルル姉…お願いだから空気読もうよ」


「私見たのよ!武道会の時ハルト君がルシファのお尻を隅々まで見ているところを!」


「否定はしないが…あれは僕の趣味だから勘違いしないでよ」


「趣味なんだ…」


「へぇ…」


「さすがエロ童子」


女性陣のみんなはドン引きしているが…男子達は理解してくれたように頷いてくれて少し誇りを持って生きていけそうだ。


「ハルトがそう決めたなら私は異議などないが具体的な計画は?」


「ナイア兄さんバムとレヴィをしばらく僕に預けてくれない?」


「それは構わないが何をするつもりだ?」


「遅れている工事の分を二人に頼んで工期を一気に短縮する」


プァフニールとラグレシアは軍備の時間が間に合わないと反対をしたが…間に合わない分は僕がなんとかすると言って強引に通した。


プロビデンスが全て掌握するまで時間があまりない。


ルシファが消滅してしまう前に捨てられた民達をティルナノークに受け入れる。


その後…現れたミカエルを撃退してヤハウェの元に乗り込む考えだ。


時間を短縮した分の足りない軍備やヤハウェの元に乗り込む方法はある。


その方法の為に僕はナグルファルを乗ってある場所に向かった。


その場所に着くとグロスの懐かしい感情が流れてきた。


「グロス…しばらく借りるね」


そして…グロスの記憶を辿り草原の前で叫んだ。


「来い…オルトワン!」


地鳴りとともに地表から一つの小型戦艦が現れた。


その方法とはアザトスが頼りにしていたグロスのカオス対抗の兵器…オルトワンである


僕はこれをプロビデンスの戦いに使うと決めた。


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