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「はぁはぁはぁはぁ…死ぬかと思った」


ルシファの話を聞いて何か気付いたようなカオス様の雰囲気は初めて会った時とは比べられないほどの威圧感と恐怖感に全身に鳥肌が立って冷や汗が止まらなく、一瞬、呼吸することすら出来なかった。


それにルシファが言っていた事が本当なら今までのヤハウェの行動に辻褄が合う。


実利、効率、秩序を重視するアクシオムがあのような無益で分別ない虐殺をエル達に命令するはずがなく、神々のあり方を理解しているアクシオムが神への信仰をあれほど強要する訳がない。


つまり…アクシオムがプロビデンスを掌握しているではなく…最初からプロビデンスがアクシオムの権限を奪っていた事になる。


「ヨルちゃん…みんなを緊急招集してほしい」


「かしこまりました」


そして…カオス様との謁見が終わったルシファは真っ白に灰になった顔で出てきた。


「だ、大丈夫?」


「うん…何回か死んだけどね」


「おっ?ひょっとして…ルシファも心肺蘇生法を使ったの?」


「ん?まるで経験があるように言うじゃない」


「ふふふ…それに関しては僕が先輩だぞ?」


以前カオス様と一緒にデンジャラスな散歩をした経験談を語るとルシファは涙を流しながら僕を抱き締めてくれた。


それからお互い生きてる事の素晴らしさを共感した。


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