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11

カオス様の気持ちの変化に敏感な二方が僕を睨んできて素早く別の話題をすりすり替えた。


「あの…カオス様、宜しければ会ってほしい者がいますが…カオス様に緊急で大事な話があるらしくて」


「ふむ…あの子が私に?」


「あら…やはりルシファの事もご存知だったんですね」


「うーーん、まあ、いいわ!久々の謁見者だ、会ってあげるわ」


「ありがとうございます!」


カオス様の言葉が終わる同時にエレボス様は華麗な玉座を用意してリュクス様は鐘を鳴らすとアイテール、ヘーメレー、ネメシス、エリスとその眷属達が続々と現れた。


そして、カオス様が玉座に座るとみんな跪いた。


久々の謁見にノリノリで雰囲気まで出して…またカオス様の悪ノリが始まったと僕は思った。


「謁見者を連れて参れ!」


「はい!ネメシス様」


部屋を出た僕はニッコリ笑って勝利のブイサインをした。


「おおー!カオス様が謁見をお許し頂けたのか!」


「うん!ささっと用件を済ませてね…」


「ありがとう!ありがとう!」


ルシファは身の回りを整いたあと深呼吸をして頭と腰を低くして部屋に入ろうとした。


「カオス様はノリがいい方だからあまり堅苦しいのは逆効果だよ?気楽接してね」


「わ、わかった!」


ルシファは僕を信じて少し気楽にドアを開けて入った。


その時…ムラビトクエストでは畑を一定範囲以上広く拡張すると虫や台風の被害を受ける事を思い出してカオス様に伝えようとした。


「カオス様、畑を拡張し過ぎると……あ、あれ?」


ドアを開けるとカオス様の不愉快な表情と他の方々は怒りゲージが臨界点まで達していた。


そしてルシファは冷や汗をたらたら…今でも死にそうな表情で土下座の姿のまま縮こまっていた。


「ハルトの嘘つき!嘘つき!私の事がそんなに嫌いなのか!」


「ご、ごめん…」


みなさまは久々の謁見者だから威厳を出してまともにしようと思ったようた。


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