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トロメーア級魔王ルシファの不正参加のおかげで思ったより早く本戦進出者64人が決まった。
ルシファ…ヤハウェの最高位エルの一人として名はルシフェルである。
だが…ヤハウェの命によりバビロンの塔を破壊したあとその文明や人々の粛清しようとしたミカエル達を阻止した罪でエルの称号を剥奪、追放された。
その後…サタンに協力して魔界の秩序を維持とベルゼブブの過激派の暴走を止める為にトロメーアの魔王となった。
ちなみに下級天使は無性だが…4人のエルだけは両性である。
このルシファは華奢な男性の上半身をしているが下半身はお尻の形を見る限る間違いなく女性だ。
そして、天使とはヤハウェが自己防衛の為に生み出した精霊達の塊であり、理性と知能もある。
天使の輪はヤハウェとのコネクターで天使達の通信機能も備えているらしい。
それを外されると体を維持できなくなり、徐々に消滅を迎える事になる。
しかし、ルシファはヤハウェの元から追放されて天使の輪もなく…今までどうやって生きているのか理由がわからなかった。
イズリ達が本戦の準備をしてくれてる間にルシファを貴賓席に連れてきた。
「初めまして…皆様、ルシファと申します」
「お前がルシファか…」
「げっ!破壊の女神様!」
「げっ!ってどいう意味だ!どいつもこいつも私を何だと思ってやがる」
「天界最悪の天災女神でしょ?いい加減認めなさいよ」
「んだとチビ!」
「チビ言うな!」
魔界までルル姉の数え切れない武勇伝を知ってるようでルシファはここにルル姉がいる事を知らなかったようで緊張して縮こまっていた。




