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「また騒がしいな…なんの事だ?」


「おっ?よう!兄弟!」


「ロ、ロキ…生きていたか」


オーディンが騒がしくて何事か見に来たがロキがいる事に驚いて身構えた。


「そんなに警戒すんなよ…もう君達と敵対する事はないし、何もしないさ」


「う、うむ…そうか」


ロキは他人を誑かすは得意だが決して嘘はつかないのてオーディンはすぐ信用した。


それにナイア兄さんとロキ…二人の雰囲気を見ると本当に敵意はないようだ。


「ハルトや…すまん、」


「なんでナイア兄さんが謝るの?」


「実は今までロキはカオス様の結界に幽閉されていたが…ハルトの意見も聞かず私が勝手にロキを許してカオス様に解放するように頼んだ」


「そうだったんだ…」


「ロキを許してもらえないだろうか?」


ロキはナイア兄さんの古い仲間でヨルムンガンドの父でもある…許さないと言い難い。


それに身内に甘いナイア兄さんの事だ…きっと以前のように仲良く楽しく過ごしたいだろう。


僕の死の元凶の一人であるロキをそう簡単に許したくはないが…僕もナイア兄さんには甘いようだ。


「まあ…過ぎた事でグダグダ言いたくないし…もう敵対しないならいいんじゃない?もう変な真似はしないでよ?」


「おっ!パパを許してくれるのか?さすが我が息子!わかった!それと娘を宜しく頼んだぞ」


「父上!」


「相変わらず調子のいい人だな…」


僕の許すとナイア兄さんは嬉しそうに笑ってその笑顔を見るともうどうでも良くなった。


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