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「レヴィ…久しぶり」


「ん?黒パンツ!久しぶり!」


「ちょっと!やめてよその呼び方!」


「色が変わってないか確認しなくちゃ!」


「きゃっ!や、やめて!」


二人の仲はいい様子をみた僕はジズさんがいない間これ以上問題が起こさないようにヨルちゃんにレヴィのおもりさせてもらうと思った。


すまん…ヨルちゃん。


「お?レヴィ!戻ったか」


「主様!ただいまで……ん?貴様ぁぁああ!」


レヴィはナイア兄さんの後ろにいる者を見た瞬間激怒して全身に電撃を放出していた。


「父上…」


「貴様が何故ここにいる!」


その者は前回の騒ぎの主犯の一人…ロキだった。


あのカオス様に捕まったと聞き…問答無用で殺されたんじゃないかと思っていたが健在だった事に少し驚いた。


ロキはレヴィの怒りを気にもせずニッコリ笑いながら親近感のある表情で手を振った。


「やぁー!久しぶりだな!海の狂龍よ」


「おほほっ……死ね」


「うぎゃー!」


禁句のあだ名を吐き出したロキはレヴィの電撃をまともに食らって丸焦げになった。


そして馬乗りになってロキを殴ろうとしていた。


「誰が狂龍って?ヨルちゃんのおとんだがら大目に見てやるつもりだったが…もう許さん」


「おい…いきなり何をしやがる!」


「ん?あ、あれ?ばーちゃん?」


「ぷっぷー!レヴィもバハムートと同じく騙されてんのー♪」


「おのれー!」


下にいるのはバムでこれはロキの特技…心の乱れを利用した幻覚にレヴィは既にやられていた。


「ロキ…やめなさい、レヴィも落ち着け」


「くぅ…覚えておきなさいよ!」


ナイア兄さんの命令でレヴィは悔しそうにしながら怒りを鎮めていた。


しかし…珍しく電撃を浴びたバムはレヴィに怒ってなかった。


「ごめんな、ばーちゃん」


「その呼び方前々からやめろと口が酸っぱくなるほど言ってるが…本当はやめるつもりないよな?そうだな?」


「もう癖になってもうたよ…えへへ」


「もういいわ…お前に一々怒るのも馬鹿らしく感じる」


「それどいう意味よ!ひどー!」


レヴィとバムのいつも通りのやり取りだが何故かあのギクシャクした雰囲気がなくなった気がした。


なんか変な感じだが今の二人の雰囲気は悪くないと思った。


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