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「まあ、ロキは解放してやる…」


「ありがとうございます」


「だが、二度と変な真似はしないようにすると約束してもらってからだ」


「はい…」


エレボスがロキを連れてくると彼を見たナイアは怒りなどなくただ懐かしく嬉しいそうな表情だった。


「久しいな…ロキ」


「師よ…」


「おや?まだそう呼んでくれるとはな」


ロキはレヴァテインに刻まれた文字を見せるとナイアは照れ臭いそうに笑った。


「ロキ…これからは私の為に頑張ってくれないか?」


「喜んで師の為に尽力を尽くします」


「ありがとう…いつか私にお笑いの極みを見せてくれ」


「ん?」


「いやはや…むっつりのオーディンはどうも素質がなくてな…」


「師よ…お笑いとは何の話しですか?」


「なに!君は今まで私から何を習った!道化の道は修羅の道…あれほど言ったはずだ!後継者として何たる怠慢か!」


「そんな事聞いてねぇよ…」


「おい!どこへ行く?」


ロキは黙ってカオスの固有結界に戻った。


「冗談だったのに奴もまだまだですね」


「君ってエグいね…」


それがナイアのいつもの冗談だとロキが気付いたのはしばらく経ってからだった。


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