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7

ティルナノークに帰還してから嬉しい事が続く中…僕は最近また不眠症に悩んでいる。


夜中に誰かのシクシク泣く声が聞こえる気がして眠れわしない。


前回はウラノス様のせいで不眠症になったがこの変な感覚と気配はそれとは違い前に感じた事がある誰かの感覚だった。


それでナイア兄さんに相談する事にした。


「ぷふふ…病気ではないから安心していいよ」


「なんで笑うの!目にクマができてるのが見えないの?」


「えーと…それはきっと眷属のリンクセンスってやつだ……イヒヒヒ」


「眷属…げっ!」


「ハルトや…主としてそれは最低だぞ?イヒヒヒ」


「うう…最初から知ってて今まで黙っていたな!」


「おっ?逆キレか?悪いのは誰かな?」


「……うう」


その話を聞いて僕は今まで何か大事な事を忘れていた事を思い出した。


僕の眷属になったヨルムンガンド!


イビルゲートからオフィスが出ないように命令したままで僕は死んだ。


その後、ヨルちゃんがどうしているか皆んなに聞くと最深部に引き篭ってずっと出てこなかったらしい。


それでみんなも忘れていたらしくて僕は一刻も早くヨルちゃんと会いに最深部に行く事にした。


一人じゃ時間もかかるし危険も伴うので不本意ながらまた…カオス様を頼る事にした。


「カオス様…ケケコラとポテチにマシマロの差し入れです」


「うん?ありがとう…しかし、なんかおねだりしたい顔だな」


「あらやだ…そんなわかりやすい顔してました?」


カオス様の原点石を使って行けば一瞬なので事情を説明して助けて欲しいと土下座して頼み込んだ。


「自分の眷属を忘れていたなんて…ひどいな」


「うう…それに関しては返す言葉もないです」


「ほれ…最深部に繋げてあるからささっと行きなさい、ヨルムンガンドが可哀想だから特別にただであげるわ」


「ははっ!ありがとうございます!」

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