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3

商店街を見て回ると住民達も異常を感じたか少し騒つく感じで商業地区全体がドタバタしていた。


「これはどっから情報が漏れたな…」


「まあ、いいんじゃない?」


「みんかさほど気にしてませんよ?」


「そうだなぁ…でもちょっと危機感持って欲しいなぁ…」


ラグレシアの大量のゴーレム達を移送している衛兵隊の姿を見ても我が領民達はあまり動揺していなかった。


前回外宇宙の暴君ミーゼアとの激しい戦いにも住民達に被害はほとんどなかったのでみんな信頼しているようだ。


……僕とナイア兄さんだけ死んだけどね。


僕達はラシュトルニとレーミのおすすめの雑貨屋に入った。


「まあまあ!見た事ない物がいっぱいだわ」


「ほぉ!これはこれは…」


「凄い品揃えですね…」


ティルナノークの品揃えや品質は他国と比べられないほどいい物ばかりだった。


しかし、海外への大量輸出は厳しく禁じている。


それは、ここに人々を呼び寄せるのが一番の目的だが、経済バランスを考慮してのメディアの処置だ。


プァフニールは不満そうにしてたが、他の国々に恨まれる事は避けたいので僕も賛成した。


デザインも母好みらしくて長く買い物にならなくて済みそうでほっとした。


「ここからここまでください…持って帰れないから追加費用を支払うから配達お願いします」


「あ、ありがとうございます!安全なおかつ迅速にお届けします!」


久々のまともな買い物なので爆買いをするとみんなドン引き…初めて出会ったイネースの表情そっくりでお金の使いが荒すぎると母に怒られた。


母の身の周りの品を揃えてからルル姉に何かプレゼントしようとアクセサリーを見ていた。


「へぇ…これいいなぁ」


「綺麗な物がいっぱいですね…ハルトさん」


「ハルト!私、これ欲しい!」


「幼児にたかるなよ…まぁ僕のお金ではないからいいけどさ…」


「中身は違うだろ?」


「私達は外見など気にしませんよ」


「他の人の目もあるからちょっとは気にしてよ」


だが…店の店員は僕達が担いでいるお金しか見てなかった。

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