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7

「レヴィ!ナンムの守護が消えると不利なのは君よ…」


「切り札を出す…ジズちゃん、あの暴君とやらを使ってくれ」


「それは構わないが…ナンムの加護のせいで足止めしかできないよ?」


「それたけでいいから早くやって」


レヴィ頼まれたジズは空に上がり羽を広げ魔力と神力を放った。


「我が名は空帝ジズ!我が呼びかけに応じて顕現せよ…大気の暴君!」


ジズの召喚に応じて強力な竜巻と共に暴風の神フラカンが現れた。


「フラカン!バハムートに最大限の竜巻を放って!」


「……」


「ど、どうしたの?」


「あの…今、アイテール様とカオス様の凄まじい視線を感じたが…」


「あ?あの二人今見ているの?」


「もし、バハムートに攻撃したら…俺、後でどんな目に遭うか…」


「あんた!それでも上位神か!肝玉ちっちゃいわね!責任は私が取るから早くやってよ!」


「そ、そこまで言われたら神として護憲にかかる!くっそ!やるしかないな…ジズよ」


「なによ?」


「ちゃんと責任とってよ?」


「わかったから!どいつもカオス様にびびってばかり…」


「お前はあの狂信者達の恐ろしさが分からないからだ!」


上位神すらカオス一派に恨まれる事に恐れているようでジズに罵られたフラカンはムキになってバムに全力の竜巻を放った。


その姿を見たカオスは顔にシワがよった表情をするとネメシスが制裁ノートを開きフラカンの名前を書いてエリスと制裁準備をしていた。


フラカンが強力な竜巻を放つとそれに反応してバムはガイアの大地の加護を発動した。


ガイアの加護によって屈強な足の力を得た同時にバムを守るように大地が暴風の神の竜巻を防いでいた。


「カイア様の加護まで発動するとは…仕方ないわね…私も久しぶりに全力を見せるか…ブレストタイフーン!」


フラカンの竜巻とジズの炎を纏った双方のハリケーンによってバムは身動きが取れない状態になっていた。


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