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ジズは体当たりを諦めて人間の姿に変えてレヴィと一緒に走り回った。
「ジズちゃん!どうしたの?」
「あいつめっちゃ硬くてね…」
「このままじゃ私…ばあーちゃんに踏み潰されるよ!」
「体当たりをしてももう効かないしめっちゃ痛いのよ!二人で撹乱しながら逃げ切るのよ」
「わ、わかった!」
しかし…バムはジズの挑発には目も向けずにレヴィだけを狙っていた。
「あれ?私は完全無視している…」
「ちょっと!なんで私だけなのよ!ばあーちゃんのばかぁぁぁ!」
「レヴィ!このままではやられるよ!」
「し、仕方ない…やってやるわ!」




