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「今回だけは君の我がままを聞いてあげる…しかし、二つの条件をクリアしないとダメだ」


「二つの条件ですか?それはなんでしょうか?」


「一つはルティーヤーの事、二つ目はヤハウェの事を君達の力で解決する事だ」


「まじっすか…」


「自分達の身内のも救えないなら話にならん!それにヤハウェの事は君が喧嘩を売っただろ?その喧嘩に私が出る訳にはいかない」


「ごもっともです…」


バムの事はナイア兄さんに任せれば問題ないが…ヤハウェはどうすればいいかわからない。


相手は世界を維持するシステムでそれがどこにあるかすらわからないし…まるで空気と戦う事ような同じ気分だ。


どう戦えばいいかは後にして…戦う事になった今はそれより重大な問題がある。

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