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「あ………うん、そうだね、未成年、未成年ね…幼児の未成年者にそんな重い責任を背負えと言えないよね…」
「たから…カオス様が背負って貰えないでしょうか?」
「あ?私がその責任を?」
「ダメですか?」
「……ぷ、ふふふはははは!」
カオスは急に腹を抱えて笑い出して、意外な反応に僕も戸惑った。
責任を押し付けようとした僕に怒ると思ってヒヤヒヤしたがエレボス達も笑っているカオスをただただ嬉しそうに見ているだけだった。
僕を諦めさせるつもりで彼等が集まったと思ったが、この方達はヤハウェや捨てられた民達の事など眼中にないとようで、何故かちょっと悔しいと思った。




