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シュメール大洪水以後、エアと50柱の神々は王権を立て直してキシュ王権と名を変えジュンシールを王とした。
ヤハウェの監視に怯えたエア達はそれ以上目立った行動を控えた事でキシュ王権は長く23代まで続いた。
しかし、大洪水後散り散りになった部族の一つ、ウルクがメスキアッガシェルを長とし部族の基盤を固めて息子のエンメルカルがウルク王と名乗った事で当時強力な軍事力を持っていた22代のエンメバラゲシ王権と対立が始まった。
その背景には暗殺されたエンリルの影があった。
不穏な動きを感じたエンリルは暗殺される前、ウルクに王の正統権として自身が持っていた大杯をウルクに託していた。
この事を後から知ったエアはギルガメッシュに全て託して最後を迎えた。




