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3話 その3

僕達は夜食を食べながらこん後の事で話しを始めた。


「ハルト君はもう問題解決してるから…学校とやらに行けるんしゃ…?」


……そうだな、でも気が乗らない。


「正直言って…あまり行く気が無いです」


「そうか…あれほどの事があったからにはね…気持ちの整理とか必要であろな」


いや…もう行く気はないでござる。


正直、両親が残してくれた財産で一生引き篭もれるし…。


でも…それを言ったらルルさんに怒られると思う。


黙って置こう…。


「それより…ルルさんはこれからどうします?」


「む……」


はい、ノープラン決定!


それもそうだな…


3000年も幽霊のように彷徨った人?に急にどうするか聞いても答えられないだろ。


僕は返事に困っているルルさんに提案した。


「あの…良かったら……ずっとここで住んで貰ったら…嬉しいというか…恩返しというか…」


照れ臭くてうまく声が出ない。


やっぱ僕ってヘタレだな…。


「そうじゃのう…行く宛もないし…君となら良いかもな…」


「じゃ!」


「うむ!世話になる!宜しく頼むぞ!ハルト君」


「や、やった!」


僕は嬉しくて…ガッツポーズをしてしまった。


そんな僕を見てルルさんは微笑んくれたが…どこか暗い雰囲気もあった。


理由は分かってる…自分の世界に戻りたいだろう…。


勿論、自分の世界に帰れるならそれがルルさんとしては一番いい。


でも正直…僕の心の底にはこのまま一緒に居て欲しいと思ってしまった。


いかんいかん!気を取り直して僕も風呂に入ろう…


「ルルさん、僕も風呂入りますのて…あの部屋を使って下さい!」


客室は寝具や色々整ってある。


「今日はゆっくり休んでください」


「ありがとう!」


「あと…トイレはあの扉です」


「女神はトイレに行かない」


ハイハイ…そいう事にして置きます。



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