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だが、筆頭エンリルの悪態に耐え切れなかった50柱神々は彼を暗殺を計画し成功、次の筆頭はエアを立てた。
8代に渡り王権は50柱の神々にも匹敵するように巨大化して危機感を感じたエア達はまた策を講じた。
それが神話の捏造…大海母神ティアマトを倒したと神話を作り変えて自分達の位置を不動にするつもりだった。
しかし、これによってヤハウェはまるでティアマトの怒りを代弁するように大洪水を引き起こして多くの人間は命を落とした。
それがノアの方舟が登場するシュメール大洪水だった。
力を失ったエア達はヤハウェに対抗する術もなくただ息を潜めて身を隠していた。
生き延びた人間達は散り散りとなり、様々な大陸に流れ、この大洪水によって8代に渡るエンドゥ王権は終わりを告げた。




