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世界のバランスが崩れるほど二人がぶつかってタダで済むはずがない。
冗談のような馬鹿げた話したが、その言葉から全て繋がった。
ティアマトを根源として始まり…メソポタミアからエジプト、中東まで広く繋がっている神と称えられた者は病気や寿命によって死んだ話が多い。
そんな話は神にはあり得ない事を裏付けるようにカオスのルーツの神々とティアマトのルーツの神々がお互い啀み合っている理由もそこにあると考えられる。
「以後…ティアは様々な方法で神を生み出す目的として沢山の神々と関係を持っつこともしたわ…まるで私に当て付けするようにね」
「あはは…それが理由でしたか」
「だが、それも全て失敗して更に落ち込んでいたが…アプスの献身的な努力でキングが生まれてから少し元気になった」
「良かったですね!凄いなアプス様!一体どんな努力を?」
「あらやだ…それ聞いちゃう?その姿の君に言うのはちょっと…」
「あ、あ、あれですね」
「うん、あれだ」




