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「ヤ、ヤハウェって…そんな!」
「ほう…その名に覚えはあるようだな」
「あ、あれ?ちょっと待って、どいう事?」
カオスは驚いている僕の顔を面白そうな顔をして話を続けた。
当時は神々が自ら動き創造と修正をしていて摂理のシステムはあまり意味がないと判断したアクシオムはプロビデンスを強制的に制御下に置く事にした。
この事で新たなシステムと変化してただのシステムが意思を持つという思わぬ異変が発生した。
だが、ヤハウェは役目を以前より早く、完璧に神々のサポートをこなして問題ないと判断した。
時間が流れ…世界が安定してから神々が表に出る事が少なくなった事でヤハウェは混乱した。
変化と進化を続ける世界はアクシオムの機能よりプロビデンスの機能を必要とした。
だが、不必要と判断して改変と削除を繰り返したアクシオムは元のプロビデンスの機能を完全修復は不可能になった。




