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18話 その5

その一方、夜明け前にナズーラ村は大パニックになった。


「かん!かん!かん!かん!」


街の物見台がら緊急の鐘が鳴り出して衛兵隊は慌てて集合した。


「なんだ?こんな時間に緊急の鐘を鳴らすとはなんの事だ!?」


衛兵隊長らしき中年の男が状況を聞いて来た。


「正門から距離2キロ先に武装集団を発見!!」


「なんだと?」


衛兵隊長も物見台に上がって確認した。


「あの旗…金の獅子!カランディアだ…それに創造の女神の神殿の旗まで?何が起きてる?何故こんな大軍が…」


ナーズラ村にはカランティアの宣戦布告知らせが届いてなかった。


「使いを出せ!向こうの意図が分からん!この様子…おかしいな…」


夜が明けて日が昇るとガランディア軍がハッキリと見えた。


数は5万を超える大軍で先方は神殿騎士団が立っていた。

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