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5

僕はサタンと捨てられた民との約束を果す為にカオスぎいるゲーム部屋に向かった。


「カ、カオス様…ハルトです」


気配はしているが何回か呼んだが返事がなくてドアを開けて入ってみるといきなり部屋が真っ暗になった。


その中から僕を見ている複数の視線と気配を感じた。


「エリス、彼が来たわ、カオス様を起こして」


「嫌だよ…ネメシス貴女がやってよ」


「無理だわ、エロス様のエタノールゴットフィンガーじゃないと起きないよ」


神エリスと神ネメシス…リュックスから生まれた噂が絶えないカオスの狂信者。


何故この二人がここにいるか分からないが二人の話を聞いてカオスは眠っている事とあの擽りはカオスを起こす為のものだと分かった。


「仕方ないわね…エレボス様とリュックス様に頼むしかないわ」


「それしかないね…お前達はここで彼の相手をしてちょうだい」


僕は神エリスの眷属…労苦と忘却、飢餓と悲歎、虚言と空言、破滅の誓いに囲まれて逃げられず、恐怖のオモテナシを頂いた。

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