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ティルナノークに近くと凄い数の生命の活気と懐かしい気配を感じた。
ラグレシアとトルゥガー。
ラシュトル、レイミーとラプス族達。
エムライ族長、ヴィゼさんとダークエルフ達。
メディアと聖堂騎士団達。
プァプニールとオーディンとワルキューレ達。
忘れがちのマトニ。
あと…薄ら覚えがある気配を感じたが思い出せない…なんか大事な存在を忘れている気がする。
そして…いやでもわかるカオスのすっさまじい〜気配!
わーい♪引き返したい…。
少し休んで元気になったアネイシア母さんとセシルとミーシャがデッキに出てきた。
三人にラズリックさんを紹介すると慣れてしまったか…もう驚かない。
「ハルトちゃん!凄く大きい亀みたいのがいるよ!」
「ハルトぼっちゃま!その上に大きい都市が見えます!」
「ハルト様!あそこがティルナノークですか?」
バムの超巨大擬体ビヒモスの上に建てられた聖域都市…ティルナノーク。
その姿を見て僕はやっと返って来たと実感した。




