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「それにハルトちゃんを見た主神様が…」
「ん?あいつがなんだ?」
「ルナ様の隠し子と勘違いしてですね」
「はぁ?隠し子?」
それを聞いた僕は過去の記憶が蘇って全身から鳥肌が立った。
キスされたぐらいであれだ…子供まで作ったと誤解されたらどうなるか…。
「や、やばい!やばい!また無限光が飛んでくる!」
「大丈夫よ…私が誤解を解いておいたわ」
「良かった!早く言って下さい…心臓止まるかと思ったよ!」
「あはは♪私を泣かせた罰としては可愛いもんでしょ?それより踵落としとか回り蹴りの方が良かったの?」
「い、いいえ!すみません…」
「まあ…ハルトの事が天界にバレた以上、念の為にラズリックはティルナノークまでハルトの警護を任せよう」
「承りました…ルナ様」
「レイラ…行くぞ」
「はっ!」
「コラァ!尻や胸を触るな!」
「うへへ!アルクビエレ・ドライブ!」
ルル姉を抱き抱えたレイラは変態のような表情をして閃光のように飛んで消えた。




