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ナイアはエロスからバムのその姿を最終進化と聞いて怒りを堪えるように歯を食いしばった。
「これが最終進化だと?」
「ああ…そうだ」
「天界を支える為には物騒な姿であるがな…」
「……」
「あの三方は何を企んでいた?」
「それは君が知る必要はない」
「なんだと!」
「お兄ちゃん!落ち着いて!」
「可愛い妹のおかげで命拾いしたね…分をわきまえろよ」
「バル!」
エロスは矢をナイアを庇ったバルの首に寸止めをしていた。
相手はガイアと同じカオスの直系であるエロス…バルが慌ててナイアを止めなかったらエロスの矢尻はナイアの首を貫通していた。
力の差を改めて認識したナイアは悔しそうな表情で必死に耐えた。
「くっ…こんな事態になってまで何故三方は動かない?」
「誰か一人動けば全員動くようになる…それで僕がカオス様を止めた…」
「何故だ…カオス様ならバムを抑えて治す事など容易い事だろ?」
「お前…馬鹿か?」
「なに?」
「もし、理性を失ったルティーヤーがカオス様を攻撃したらどうなる?」
「バムの身が危くなる」
「ちゃうわ!ルティーヤーを溺愛しているカオス様がショックを受けてなにするかわからんぞ?デススターだよ?カオスカンプフーの再来だよ?それを君が止められる?」
「す、すみません…エロス様」
それを聞いたナイアは素直に誤ってエロスに対した言葉を改めた。




