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17話 その7

ほこりの霞の中から人のような影が見えた。


…そこから心逃げ出したくなるほど強いプレッシャーを感じた。


「本命お出ましだ…気をつけて!」


その影は霞を払って姿を見せた。


少女の姿…長い白髪に少し焼けたような麦肌色…赤い瞳に小さい手の指先には長くて鋭く見える爪…そして周り全て飲み込むような禍々しい気配に僕はピリピリと緊張した。


イビルゲートの攻略が未だに二つのみって…その理由が分かる気がした。


これ…マジ勝ち目あるの?


.

.

.


ラズリックは何故か落ち着きがない様子だった。


「どうした…?お前がそんなに慌てるなんて」


「あそこの最深部にディシーポネーのバルトゥールがいたのよ」


「なに!バルトゥールだと?」


「噂では邪神君主に逆らって封印されたと聞いたが…まさか…イビルゲートの核にされたとは…」


「邪神らしいな…使え無くなったら味方すら消耗品か…穢らわらしい!」


「こんな事になるとは…さすがに私でも予想できないなかった…ハルトちゃん…ダメかも知れない」


ラズリックはこの想定外の事でショックを受けて座り込んでしまった…。


「相手がね…腐っても邪神だ」


「ハルトちゃん……」


「主様だけでもなんとかしなくてはな…」


「……だね」


「最悪…奴が死んだら主神様の怒りに触れる覚悟して私が行って来るとしよう……だから元に戻してくれない?もう許してよ…」


レイラは必死に謝って生体部品の刑から釈放された。

.

.

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