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15話 その11

「今なんて言いました?その上がり方おかしいだろ!明らかに異常だろぉ!どこがクリアなんだよ!降ります!降りる!降ろせぇぇぇー!」


僕は必死に降りようとしたが…カタパルトに固定された足は発射後に外される仕組みになっていた。


「えい!黙れ!人間爆弾がオペレーターの邪魔するな!」


「はい!認めました!僕爆弾にされましたぁぁ!降ろせこらー!」


「誤差修正0.05準備出来ました!」


またやるんですかぁ?もういいです…早く打ち上げろ!チキショウーー!


「よぉし!セーフティ解除」


「セーフティ解除完了!」


「ククク…撃てい!!」


「発射!」


「ああぁぁぁぁぁああああああああああー」


「ハルトちゃぁぁぁぁん!!!」


僕はルル姉を救う為…最終目標のナーズラ村のイビルゲート最深部に向けてマッハ8のスピードでで飛んで行った。



レイラはその後…渾身の力で縄を解いたラズリックに肉体をバラバラにされ袋に詰められて聖地に戻った。


「……ふぅ、お騒がし方々だったわね」


イッセリナは緊張し過ぎて出た冷や汗を拭き取った。


「司祭長…意外とノリノリだったっすね…」


「ゴッホン…それよりラネース……この事を魔王国に至急伝えて下さい…」


「わ、分かりました!」


「頼みましたよ…」


ラネースは翼人の特殊能力を解放して高速飛行で飛んで行った。


「ねぇ…司祭長、聖都にいる亜人達にこの事を伝えてもいい?それを聞いた皆んなは…また希望を持って生きて行けると思う」


「そうですね…でも、ハルト様の事は秘密厳守でお願いします」


「だな…あのハルト様ならどこかの国や悪い組織に利用される可能性もあるからな…」


ミレナ達も破壊の女神の帰還を知らせる為に神殿から去った。


一人になったイッセリナの顔には涙がながれていた。


「やっと!やっと…お戻りになられました!ルナファナリールカ様…この瞬間どれだけ夢見たか…あー!嬉しくて涙が…」


ルルの銅像を見つめているイッセリナは喜びと感激に震えた。


「ついに!これで…これで!……いい子ぶって〜猫被る必要無くなったわ!あははは!ッソタレめ!今までの仕打ち百倍でかえしてやらぁ!ククク…あははは!!」


さすが…破壊の女神様のその司祭長…であった。

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