15話 その10
何故か聞き覚えがある言葉で…僕は頭脳をフル回転した。
ぐぐるぐぐるー♪はい!検索結果二件!
I.C.B.M…大陸間弾道ミサイル?I.C.BH?大陸間弾道人間?
おいおいおい!まさか!
「待って!!やめろ!そ、それ!46代目勇者になった者が乗ったらバラバラ死体になって大騒ぎになったやつじゃん!」
は?今何かしら凄い事言いましたが?
「時間がないと言ったのは君だ!それに坊やならちょっとバラバラになったところで問題ない!またくっ付くからな!」
人を何かの変身合体ロボみたいに思ってる?
「やめろ!ハルトぉちゃぁぁん!」
「主様の為だ!覚悟きめろや!ヒヒヒ!」
凄く楽しそうで何かしら悪意を感じた…。
だが…ルル姉の為と言われたには断れない!
「い、い、行って参ります!」
僕の足をカタパルトに固定したレイラはニヤと笑った。
不安だ…本当に大丈夫かな?一応、この人…身内だよね?
「よぉし!全員位置につけ!さあー!ナズーラ村まで打ち上げろ」
みんなは素早く位置についた。
「アイアイマム!目標!ナズーラ村!」
イッセリナはみんなに命令した。
「ナズーラ村 座標セット!クリア!」
ラネースアイシビエッチの向きをナーズラ村に向けた。
「カタパルト進路異常なし!クリア!」
ミレナさんは発射台に異常がない事を確認した。
「障害物異常無し!クリア!」
アホリーダーは発射する方向に障害物がないか確認した。
「魔力の出力50%.59%.65%正常上昇85%」
その他モブキャラは魔力の出力の正常か確認した。
「99%.150%?…あっ…230%!…えっと…ク、ク、クリアーァァ!!??」
あっ?それおかしいだろ?




