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14話 何事も程々に…その1
フィリア姉の護衛依頼をなんとか無事に終わらせた僕は聖都エデールの街をぶらぶらっと見回った。
あの光の柱…不思議な光景だな…。
神殿のような建物から光の柱から空高く発していた。
1、2、3……13、14、15…あっ!
「痛っ!あっ!うわぁー、けっ!くっ!くぇ!………」
角から走って来た人が僕に打つかって倒れた。
運悪く…打つかったところは階段で…相手はどんどん下に転がった。
うわ…目も当てられないほど痛そう…。
いやいや!そんな事を考えてる場合じゃない!
倒れているその人に急いで走って行った。
「ごめんなさい!だ、大丈夫ですか?」
「オフフ……これしきの事…だ、大丈夫…」
頭から血が大量に流れて鼻血から口周りは血だらけの…ゾンビのようだった。
「ひぃー!どこが大丈夫なんだよ!死亡寸前だよ!ちょっと目玉も飛び出てるよ!」
「それも神の御意思であらば…」
「そんな神いらねぇよ!」
僕は急ぎ緊急時のポーションを飲ませた。




