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其の伍 比翼連理 -隆生ー

「俺と、その楓さんが繋がってるの?」

「ええ。隆生は母上の一族の遠い子孫になる」

「でも、俺、何の力もないよ?」

 セインさんの母親は『特別な力』を持っていたけど、俺が妖を見るようになったのはセインさんと同化してからだったし。

「多分、私と同化したことによって眠っていた力が目覚めたんだろう。隆生は母上と同じ、妖の力を吸収して自分のものにする力があるのだよ」

 そんなことを言われても、いまいち実感が湧かない。

 両親も周囲の大人達も、家の来歴などを話していたことはなかった。

 長い間に薄れてしまったのか、はたまた故意に伝えることをやめたのかはわからないが……。

 俺がそう言うとセインさんの表情が曇った。

「それは、父上が壮軌を創って全てを壊そうとしたからだよ」

「創った?」

「そう。私達のような妖は生まれてから成体になるまでがとても短い。それは成体になるまでは人の世界での時間で成長するから」

 妖の世界での十日が人の世では一年。

 成体になるまでの妖は十日で一年分成長する。その後、成体になった妖のほとんどが一番妖力の強い状態で成長が止まり、今度は妖の時の流れをその身に刻み始める。

 母上は人間だったけど、父上と交わる事によって妖の世界での時の流れで生きることが出来た。

 そこで彼女は三人の子を持つことができ、四人目が腹に宿って間もなく悲劇は起きた。

「元々、病弱だった母上の身体は、もう限界だった……」












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