表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/61

其の肆 血族 -隆生ー4

「壮軌、大丈夫か?」

「あぁ、大丈夫だ」

 二人で部屋に戻ると、中の三人が一斉に俺達を見て少し怯むけど、ぐっと奥歯を噛み締めて室内に入り、セインさんの前に座る。

「隆生、私達が人間でないのは知っているね?」

「はい」

 お茶を配り終えた俺に、セインさんが優しく微笑みながら言った。

「私達三人……いや、四人は妖の(おさ)と一人の特別な人間の娘との間の子供なのだよ」

「四人?」

 目の前にはセインさん、ラズナ、ユーリの三人しかいない。じゃ、四人目はと、思わず隣を見た俺にセインさんが頷く。

「そう。壮軌は私達の末の弟。……になるはずだったモノだよ」

「え……?」

 驚いて壮軌を見ると、彼もまた驚愕に目を見開いていた。

 セインさんたちと壮軌は、妖としての雰囲気以外に似通ったところが見当たらない。

「でも、セインさんは壮軌を殺そうとしてたんでしょう…?」

「そうだ。しかしそれには理由があった」

 それまでの柔らかい雰囲気が、一転して張り詰めたものに変わった。

「話は私達の両親、そして隆生の祖先にも及ぶ」

「俺の、祖先?」

 俺の生家はただの商家なのに、妖達……しかもその長たるも者などとどういう関わりがあると言うのだろう?

「全ては妖の長と一人の娘との出逢いから始まった…」

 そして、セインさんが俺たちを繋ぐ壮大な話を始めた。





其の肆『血族』 終


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ