△関係からのモンスターペアレント登場!
あれは小学校6年生の3学期だった。私は、ある男の子を好きになった。明るい性格で面白い。クラスのムードメーカーでもあった。でも、あきとは私じゃない女の子を見ていた。私の幼馴染のゆりだった。
「ねえ、メアド交換しない?」私は思い切って言ってみた。
「ええよ。今度、でもいい?覚えてないからさ笑」やった!許可でた!しあわせだあああ!!!!
その日はいつもより何万倍キラキラ輝いていた。ありきたりだけど、本当に....。
翌日メアド交換をした。もしかしたら、ニヤニヤしてたかも...そう心配しながらまたニヤついていた。
急いでメールを送信した。
”やっほー!うちよ!わかる?”
何度確認したのか覚えてないくらい確認して、送信ボタンをゆっくり押した。送信した後も落ち着かず携帯と見つめあっていた。
メールの着信音がなった。そのメールはあきとのものだった。ニヤニヤが止まらない。
”誰ですかー。わかりませんねえ。ウチウチ詐欺ですか?!”
あきとらしい返事だった。
”わかってますよね?あきとくん????”
こんな会話でさえ幸せだ。
次の日、教室であきとが相談があるって言って私をよんだ。
「なに?相談って?うちじゃないとダメなの?」私は”おもえじゃなきゃだめなんだ・・”と期待したいた。
「その・・口固い?お前」
え?秘密話?!固くないけど・・・
「う、うん!固いよ。で、なに...?」なんなのよ。え、もしかして..
「じゃあ、言う。お前さ、ゆりと友達じゃん。俺さ、ゆりが好きなんだ。」
やっぱり...察したよ。
「え、あ、うん!知ってるよーん」私は明るく言った。
「そうだったんだ。バレバレかな?!やば、すっげー恥ずい!!!」
赤くなる顔を見て、私は振られたんだって気が付いた。
「まあね でも本人は気づいてないよ。で、それだけ?」
「ああ、もちろん協力してくれるよな?」
つづく