たべもの
いま、お空の部屋に行ってしゃべってるんだけど・・・
なんというか・・・話が通じない。
いや、バカってことじゃなくてだよ?
共通の話題がなくて、全然続かないんだよね・・・
「食べ物で何が好き?」
「全部~!」
「・・・。」
こんな感じ。
まあ、お燐がいれば何とかなるんだけど、今さっき
「地上に死体がある!とってくるよ!」
とか言って、飛んでっちゃったからね・・・
「お空~いる?」
おっ! さとりが来た!
助かる気がs
「すぐ私は私室に戻るからね?」
うん、助からないよね・・・
「お空?」
「うにゅ?」
「あなた、畑はどうしたの?」
「あぁー!」
お空が走って出ていった・・・って
畑仕事、やってたんだ。
「さとり、お空って畑仕事やってたっけ?」
「1年前からやってたわよ?」
1年前・・・私が来てから少しかな。
「お空、野菜が嫌いだったから試しに、
『野菜を育ててみたら食べれるようになるかもね』って言ったら、本気でやり始めちゃってね」
「確かに、自分で育てた野菜を食べない人ってほとんどいないみたいだしね」
「まあ、お空は鳥頭だからすぐ畑のこと忘れてるんだけど・・・」
「あ~。」
「そういえば、あなたって嫌いなものあったっけ?」
「えっと、トマトとかピーマンとか嫌いだね・・・」
「お空と一緒に育ててくる?」
「遠慮しとくよ・・・」
逆に聞き返す。
「さとりはどうなの?」
「あまり、嫌いなのはないけど・・・」
「ないけど?」
「・・・ナスとか・・・」
「え?」 ※ 一応聞こえてます
さとり、黙り込んじゃった・・・
ん?さとりの後ろになんか気配が・・・
「おねえちゃーん!」
「うわっ!?」
「私のことすきー?」
「こいしの事、私好きよ?」
「私もお姉ちゃんのこと好きー!」
うん、無意識・・・じゃないのかな?
「ことりおねえちゃんも好き~!」
こっち来た!?
「ほっ・・」
横によけてみたら、こいしが地面に顔から・・・
「いたそう・・・」「いたいわね・・・」
「お姉ちゃん・・・ずっと抱きしめるからね~!」
なんか、こいしがまた飛んできた!?
しかも、さっきより早い・・・
「よっと」
でも、ぎりぎりでよける。
また、顔から激突していたそうだなと思って後ろを向いてみたら
「すきありー!」
抱き付いてきたー!
さすがにこれはよけられなくて・・・
「こいし、そろそろやめてよ~・・・」
「(むぎゅー)」
「あらあら・・・」
こいし、能力が怖いね・・・
えっとですね。1話かいた後に2話を描いてたらしくですね。偶然見つかったので投稿しました。