4/4
part.3佐伯透真視点(少しBL入り)
ちょっとBL入ります。
Part.3佐伯透真視点
「なぁ、次は逃走した少年の小説ってのは?」
「…は?」
唐突に何言い出すんだコイツは。
「いや、いいとは思うよ?…うん。」
「おい、なんだその間は。」
…すみません。
柄にも無いこと言うのかと思いました。
「えぇ~…そこ気づく?気づくなよ」
「お前の事だ、
どうせ柄にも無いこと言ったから驚いたって
辺りだろ。」
何故分かる?!
お前は超人か?俺はそんなヤツ見たことないぞ。
「いやいや、本当に何も考えてないです。
はい、断じて!何も考えてないです!」
「…へぇ、じゃあさ素直に慣れない透真君の為に…
…ん?雪十の顔が近いような…えぇ?!
「ちょっ、なんで雪十は顔近づけてくんの?!
んっ…耳元で喋んなよ…おい!」
「んあ?いやぁ、素直に慣れない透真の為にね?
…俺から一生離れんな、いいな?」
…なんでそんなこと聞くの?
俺、期待しちゃうじゃん。