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part.2 佐伯透真視点
Part.2佐伯透真視点
「はぁ~やっぱ透真の部屋は天国うううう」
「何柄にも無いこと言ってんのww」
「いやいや、こんなに本があるなんて…最高じゃん?!」
「へいへい、本は元あった所に戻しとけよ」
「分かってるっつーの」
そう、こいつの目的は俺の本だ。
小学生から一緒の俺には分かるが、本を読んでいる雪十が一番カッコいい。
「あ、そーだ今度の小説どーするよ?」
「は?何かネタあんの?」
「ねぇよ。だから透真に聞いてんじゃん。」
…昔からそういう奴だお前は。
俺達は中学1年の頃から2人でいろんな小説を書いている。
お互い本が好きだから楽しんでやってるけどね。