プロローグ『入学そうそう嫌な予感がしますww』
さてさて、この主役とこのメンバーを知っている方には大変お待たせいたしやした?
知らない方には是非とも観て、そして笑って欲しいあの『オカルト部』シリーズ本編。
光雄「へ? あだっ!あだだだだっ!ひぃ!? んだから引っ張るなっつーの」
マリオン「へっへ〜ん//遂に始まるよぅ〜!」
「可愛い男の娘発見ってね〜? 響たんん。んもぅ〜つれない顔しちゃ?」
「うぜぇ――この変態百日紅っ。なんでお前が!? ていうか一度でいいからお前の腐った脳内を洗い浚いってコラッひっつくなぁぁぁ!」
またコイツに出くわすなんて…まったく初日から嫌な悪寒が走ってたんだよな
まるでどこぞの急降下爆撃の如く、頭上から襲いかからんとする一匹のハエに渾身の回し蹴りが決まる。
「ぶほ?」と妙な呻き声を挙げながら意地でも接近しようとする根性。輩に出くわしながらも目の前に見える公園が見える丘から咲き乱れる桜の花弁が舞っているのが映る。
うん。ついに来たのかと心が踊るのを押し殺しながらもボクはぎゅっと握った右拳を小判ざめの如く吸い付く物体に投げつけていた。
その最中。桜の木々の先から見える時計台が除く……
うん。
ボクが住む桜丘市での地元中学を卒業。
名門では無いが。噂では優秀な作家やその他の先生達の母校と知られる同じく地元。
念願だった私立桜丘高等学校に入学し、あわよくばその入学第一日の記念日に。
そう……ボクこと新入生の杉原響15歳は初日から嫌な物体と遭遇。
只今ボクの背後からまるでステルス特性の如く接近…更に接触して来たコイツ。 百日紅陣と言われる中学時代からの厄介な輩と激闘中なのだ。
「んもぅ〜まさか響たんがオレと同じ学校に入ったなんて、なんで前から教えてくれなかったのよん」
「うるさい。黙れ変態っ!」
まったく、ボクは初弾になる攻撃をひらりと軽く回避するサルスベリに再び背後から吸い付かれる。
はぁ…もういい加減疲れたから、いいです。
コイツは人じゃなく只の物質。そう原子と水素を混合し、構築した有機物の固まりにすぎないと自分に言い聞かせながらずるずると引き釣りながら歩き始める。
このしつっこくまとわりつくコイツに限らず昔からそうだ。他人からして見れば運動系というよりかは文科系なキャシャな体つき。
尚且つそれに拍車をかけるように未だ幼さが抜けきれない少女みたいな童顔に大きな黒瞳に長い睫毛。
そして忘れもしない中学2年時の文化祭で、何故か出店でのウェイターの筈のボクは、ある先輩の悪ふざけでゴスロリ風メイドにさせられてからはいいものを。
その年から今現在まで何故か男子にばかり付け狙われるわ、最悪ボクのファンクラブまで……
ていうか??なんでこんな黒歴史語り始めちゃってんだろ。
あ! それと自慢じゃないからね。そんな意味不的な事に自分に突っ込み入れるのもねぇ。
◇◆
透き通る日差しがまぶしいな。こんな暖かな日はついつい眠気が来るのも当たり前で――いつの間にかボクは、赤色の腕章付ける先輩達に案内され、新しいクラス事に並ばされる。
ぞろぞろとこの学校の校庭に設置された白線に従いそれぞれの班やクラスに分けられて行くようなのだが。
その中でも一際目立つある先輩に目が止まる。
確か――ボクのこの学校って、名門じゃないけどあまりドハデな髪染めは禁止なんじゃ。
「コラァ! 光雄っ。昨日の集まりすっぽかし、んな場所で涼しい顔で誘導係たぁいい度胸してるよっ」
「あり?……つーかマリオン。アンタはあっちの誘導係の委員会で」
「ありじゃない! いいからちょっと来なさい!」
うっわ…なんかあの先輩、かっこいい外見の割りには凄い剣幕で女子に怒られていたな。
それにしてもあの女子といい。あの怖いガサツな口調しかもあんな髪色ありかよ!まさか"ヤンキー?"
「よっ。今日入学式終わったら…二週間ぶりに"World-Load"内カルメンさんとあの古城の場所で集合な」
「ああ、前のプレイじゃローラがはちゃけ散々って!? マジかよ」
まぁ。少々謎めいたワードはスルーし、先程の先輩達のコントを呆然と眺めていたボクの背中をつつく。
同時にボクの知り合いの声に気付き。振り向いた矢先。常にネトゲ関係でつるむ悪友ゲーマーこと寺門哲也と?
哲也に寄り添うように肩をかける悪友ゲーマーその2こと。
賢そうな黒縁メガネをカチャリと掛けなおし除く長良圭介通称ケイチャンが同席していたなんて。
「お? 響。いよいよかったるい校長の挨拶が始まったみてえだな」
「はぁ…」
「どうした? 昨夜から徹夜でゲームとか、身体に」
「ケイチャン……お前とは違うっつの…」
昔からの悪友に挟まれボクの新しい筈の高校生活はあの中学と変わらない退屈な予感がしていた。
でもある出来事を切っ掛けにその退屈な思考も吹き飛ばされるとは、夢にも思わなかったけどね。
つづくっ!
とにま無事にここ桜丘高校に入学を果たした響。
そしてこの瞬間から彼に降り掛かる厄介なメンバー達を未だ知らないのだが?
てな訳で
次回もお楽しみにっ!