TY-8272 戦争準備
「さて、デセルティアは首都星の近くの星で起爆させておいて。私はサズマ国の首都の近くに撃ち込むから。」
そう言って転移して、被害が大きすぎない星で起爆させた。
また、こちらの王宮にもゴーレムを忍ばせておく。
ついでに、国境に電波を妨害する結界を張っておく。スパイなんかに通信されては困る。
「上手くいったようで何よりだよ。」
「ええ、ただ。」
デセルティアが俯く。
まあ、気分の良いことでは無いよな。守るべき者を葬っているのだから。
「少し、考え方を変えてみると良い。」
「?」
「私達は彼らを殺しているのではない、救い出しているのだ、とな。今、彼らの魂を回収しないと彼らは輪廻に戻ることなく消えてしまう。そうならないためにも私達が活動するしか無いんだ。」
それに、どうせ死ぬなら一瞬で死んだほうが苦しんで死ぬよりもマシだろう。
さて、そうこうしている内に両国の王宮で会議が始まったようだ。
ダジル国では、
「先程捕らえたスパイが吐きました!どうやらサズマ国の手の者だそうで、この星に向けて発射していた事がわかりました。」
「奴らめ、気が触れおったか!」
「いえ、実は帝国と密かに繋がっている可能性が高い、と情報が先日上がって来まして。こうなってくると、それが真実だったのではと。」
え、俺そんな情報流してない。帝国か?何にせよラッキー。
「やけに被害が少ないと思ったんだ!クソ、奴らめ!」
君たちんとこも大概だけどね?
「軍に戦の準備をさせておけ!」
「はっ。」
因みにサズマ国の方もだいたい同じこと言ってた。
アレを撃ち合ってくれれば楽だけど、どうだろう。今のところはその気配は無いな。
「さて、一度天界に帰るか。」
「良いんですか?まだ終わっていませんけど。」
「ああ、もう暫くは戦争を眺めてるだけだから。それに、ちょっと頼みに行かないといけないこともあるからね。」
「わかりました。」




