TY-8272 作戦会議
「全部私達が回収するの?」
「いえ、あくまで滅ぼすだけです。行政機能の停止と、天使を殺せるくらいの威力の兵器がいくつか有るようなので、それの破壊ですね。回収はTY-8272の天使と漂白局でやるそうです。」
ほ〜ん、そんな兵器が有るのか。そんなの利用するしか無いよなぁ?
「連合の首都と兵器の数は?」
「連合と言うだけあって、それぞれの国にほぼ同じ規模の首都が有るので、23箇所ですね。兵器もそれぞれの国が所有していますが、正確な数は不明です。」
処分しきれるかな?
「デセルティアは何か案はある?」
「そうですね、首都機能を停止させるにはやはり、交通網を遮断するのがよいと思います。兵器はブラックホールに投げ入れれば万事解決です。」
おおう、かなり冷徹な提案だった。
「うん、いいね。でも、もうちょっと効率的に片付く方法が有るんだけど、わかるかな?」
「すみません、ちょっと分かりません。」
と、彼女は少し考えた後頭を下げて言った。
「大丈夫だから頭を上げて。答えは、処分対象の兵器をそのまま首都にぶつける、だ。」
「な、成る程…。」
おい待て、離れていこうとするなよ。
「待て待て、あくまでこれは最終手段だ。ちゃんと他の作戦も考えている………リリ、その全く信用してなさそうな目は何だ。」
「まあ、悪辣な作戦だっていうのは経験上分かっているので。続けてください。」
い、言いおる。
「コホン。作戦はこうだ。先ず最初に兵器を一国から盗み出す。次に、その兵器を他の国の首都付近に撃ち込む。で、ここからは各国の動き次第だ。兵器の撃ち合いになったらよし、和平交渉が開かれれば其処を爆破など、状況に応じて臨機応変に戦争になるよう煽っていく。」
「デセルティアさん、リラウスはこういうことを平気で出来るヤバい奴なんです。今からでも教育係を変えて貰っては?」
「リリさん…。いえ、これは私が望んだことなので大丈夫です。それに、優しいところもあるって、私知っていますから。」
「(あれは、ああいう接し方をしたほうが楽に回収出来ると思っての行動でしょうに…。)」
何か言ったかなぁ〜?リリさん?




