僕は本気で好きになった女性とは絶対に何故か付き合えない!
“僕は本気で好きになった女性とは絶対に何故か付き合えない!”
・・・何故なのだろう?
僕は本命だと想う女性とは何故か付き合えない!
どんなに好きでも一緒になれないんだ。
既に彼氏が居たり、結婚していたり、親友の彼女だったり、
行に行けないのだ!
だから仕方なく僕は諦める事をいつも選択するしかなかった。
でもやっと好きになってもイイ女性と僕は出会う。
『“つみれさん! 僕と付き合ってくれませんか?”』
『えぇ!? 私なんかで本当にいいの? もう私はオバちゃんよ。』
『歳の差なんか僕は気にしません!』
『“でも? ウチの子と同じ歳よね?”』
『伸治とは同級生です!』
『・・・なんで私なの? こんなオバちゃんなんかより年相応の相手を
見つけて付き合った方が貴方にとっていいと思うんだけど。』
『“僕はつみれさんが良いんです!”』
『・・・ふ、風登くん、』
『お願いします! 僕と真剣に付き合ってくれませんか?』
『・・・で、でも? これからの風登くんの事を考えたら、どうしても
最初の一歩が踏み込めないわ。』
『大丈夫ですよ、その最初の一歩が踏み込めたら後は簡単です。』
『・・・風登くん、』
『だから、僕と付き合って!』
『・・・ううん、』
・・・かなり彼女は僕と付き合う事を迷っていたみたいだけど?
最終的には僕と付き合ってくれると約束してくれた。
彼女は、“僕の高校の時の同級生のお母さんだ!”
社会人になっても親友の彼とは仲が良く、仕事が休みの日は
よく彼の家に遊びに行っていた。
そのうち、彼が家に居なくても一人で彼の家に遊びに行くように。
僕は彼のお母さんに会いに行っていたのだ!
“僕は彼のお母さんを恋愛対象として見るようになっていた。”
その事を彼女に隠さず僕は自分の気持ちを伝えると?
少し照れてはいたけど、やっぱり息子の友達の男の子の事を恋愛対象
として見る事は出来ないとその時は断られた!
ただ僕はそれからも彼女の事を諦める事なく、何度も何度も告白した。
そのうち、彼女も僕に心を許してくれたのか?
やっと彼女は僕とキスをしてくれうようになった。
それからは、彼女に会いに何度も家に行くたびに体の関係も持つようになった。
僕も彼女に対して真剣だから、“親友の彼にこの事を告白したんだ!”
そうしたら? 物凄い剣幕で彼は母親を怒鳴りつけた。
『“いい年の女が息子と同じ歳の男と何故? 付き合いたいとか
思ってんの! 風登は俺の親友だよ、母さんだって知ってるだろう?
風登も風登だよ、なんで相手が俺の母さんなんだよ! もっと他に女は
いるだろう? 何考えてんだよ!”』
『・・・し、すまない、伸治、』
『ごめんね、本当にごめんね、』
『“俺は二人が付き合う事は絶対に認めないよ!”』
『・・・伸治、』
『“つみれさんはなんにも悪くないよ、悪いのは全部僕なんだ!”』
『・・・風登くん、』
『風登、お前なー! 俺の母さんを女としてずっと見てたのか?
いつからだよ、ここに居るのは俺の母親なんだぞ!』
『分かってる、初めて伸治の家に遊びに行った時から僕はつみれさん
に一目惚れして、』
『・・・風登、テメー! 俺の母さんに手を出しやがって!』
【バチッ】
『殴りたいなら殴れよ、それで伸治の気が済むなら僕はそれでいい!』
『“勝手にしろ、もう俺は知らないからな!”』
『ありがとう、伸治!』
『・・・ありがとう、』
半ば強引に伸治には、僕と彼女の関係を認めてもらった。
伸治が物心つく頃から、シングルマザーで彼は育てられた。
彼のお父さんは彼が産まれる3カ月前に事故で亡くなったと聞いている。
仕事をしていて彼のお父さんは亡くなったから保険がおり彼は大学まで
普通にお金の心配もなく行けたらしんだ。
ただ彼女は、“その間、再婚もせず彼を女手一つで育てあげた。”
“何故彼女は、再婚をしなかったのか?”
彼女にいい寄る男は何人かいたらしいが、全て彼女は断ったらしい。
全ては彼の為に、一人前に彼がなるまではずっと独り身で居ようと
ココロに決めていたらしいんだ。
・・・そして彼も独り立ちして、やっと彼女も愛する男性が
居る生活が出来たらいいなと思っていた時に僕が彼女に告白したんだ。
今は不思議なモノだ!
“親友だと思っていた友達が、僕の息子になった!”
よく遊びに行く友達のお母さんが僕の嫁になる。
今では仲良く3人で会える時は、一緒に食事に行く事もあるんだよ。
“相変わらず、彼女は僕の母親に間違われるけど? 僕が愛している
のは彼女だけ!”
僕は他の人の目なんか気にしない!
これからもただ僕が彼女の傍に一緒に居たいだけなんだ。
“僕は本気で好きになった女性とは絶対に何故か付き合えない!”
・・・もうこの考えは卒業したのかもしれない。
今はやっと僕の恋愛が成就したからさ!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。