設定資料(1)
※この前に一話更新しています。
2章が終わったので、とりあえずここまでに出てきた現時点でのキャラクターの資料をメモ程度に記載してます。
まだ出てきていない設定も一部ありますが、「ふーん、そんな感じか〜」程度で見ていただけると。
いないキャラもいます。
名前:ハロルド
前世の名前:佐藤晴
異世界転移案件に巻き込まれて死んだ不運系の三十路越え男性。細身というかヒョロガリで風に飛ばされそうだし、ポッキリ折れそうだった。
転生後の現在は小麦色(黄金色)の髪に金色の瞳の一見儚げで優しそうな少年。転生後の物語開始時点で10歳、学園入学時点で12歳。誕生日が秋頃なので2章が終わった時点では13歳。
基本的には平和が好きなので自分や周囲に害がなければ放置。見た目が(遺伝と女神の趣味のせいで)整い過ぎていて、それゆえか目をつけられやすい。割と不運系というか、薄幸というか、巻き込まれ体質かもしれない。
今世の父親は彼が幼い時に女と逃げた。その両親もクズだったので現在関わりがない。というか父方祖父母は例の盗賊襲撃で死んでる。母親は序盤の件で村から逃げた後奴隷落ちした。なお、生きている模様。
現在は母方祖父母に見守られて生活している。祖父の名前はユージン、祖母はユイ。
ジョブスキル:錬金術師
スキル:緑の手、異空間収納、魔眼(鑑定)、妖精魔法
加護:フォルテの寵愛、三妖精の加護(だいすき!)、精霊ブランの加護
名前:フォルテ
創世の二大神の片割れ。女神。
ハロルドを元々は「つまらない男」だと思いながらも自分好みにカスタマイズして放り出したら、めちゃくちゃ役に立ってくれるので愛した。
割と愉快犯的側面もあるけれど、基本的にはフォルツァートの尻拭いと世界の平穏のために働いている。
最近、ハロルドのおかげで信仰が強くなったので今まで以上に働いている。後、とある候補者だった少年にも加護を与えた。転生者・転移者の中ではハロルドにしか関わっていない。
地につくほど長いクリーム色のストレートヘアーに垂れ目気味な青い瞳。色気のある美女。
名前:アーロン
狩人だった父親と肝っ玉母ちゃんを両親に持つハロルドの相棒。割と世話焼きの少年。ちょっぴりツンデレ気味な弟と病弱な妹がいる。
日に焼けた褐色の肌に、茶色い髪と緑の目を持つ。ちょっとやんちゃそうな印象。
家族や友人とワイワイやるのが好き。母親の影響で料理は得意。ハロルドが調味料を用意してくれるので割と美味しいものができる。ハッピー。
魅了等の精神干渉系が効かないのは加護まではいかずとも女神のお気に入りであるがゆえ。女神にもらった魔弓は威力が高い上に、最近防御系機能までついた。すごい。
ジョブスキル:魔弓使い
スキル:魔眼(中途覚醒;千里眼)、一斉射出
名前:ブライト・ベキリー
伯爵家次男。その強いスキルのせいでネグレクトを受けていた少年。家族との仲は絶望的。ハロルドの学友。
紺青の髪にレディッシュピンクの瞳の可愛い系美少年。少し小柄。たまに意図的にキュルルンする。自分のことを可愛いと思っている。
可愛いのは顔だけ。全てを拳で解決できるパワータイプ。でも、貴族だからやめとこうね、される。解せない。
ハロルドたち友人のことが大好き。優しいので。
家からの援助が見込めないので冒険者活動をしていたが、現在ルートヴィヒに取り立てられて国仕えの高給取りになっている。それも兄に妬まれているが、家に帰ってないのであんまり気にしていない。
精神干渉系が女神の梃入れ(ピアス)で効かなくなった。
スキル:怪力、頑丈
実のところ、頑丈というスキルのおかげで毒への耐性やら、生半可な攻撃が効かなかったりやらするので割と真剣に害を加える方が難しかったりする。
名前:ルートヴィヒ・クローディス・エーデルシュタイン
エーデルシュタイン王国第三王子。みそっかす扱いされていたのに徐々に扱いが変わっていっちゃった子。原因の婚約者一家はただいま長兄に弱みを握られつつある。ハロルドの学友。ちなみに王族の名前は(父親の名付けた名前)・(母親の名付けた名前)・(国名)となっている。これは両親のそれぞれが子に責任を持つという誓いを立てるための王家の伝統の一つ。そこまで考えてつけている王家の人間も今は少ない。
少し長めの銀髪にアイスブルーの瞳。髪は緩く束ねている。
王位などには興味がない。王族にあるまじきことかもしれないが、長年押さえつけられていたためか基本的には政治にも興味がない。友人と家族の害になるのはいただけないから振られた仕事はこなす。彼もまた、神の意図に振り回されている。
ジョブスキル:聖騎士
スキル:聖唱(とかいいながら殴って浄化しているケースの方が多い)、聖剣使い、裁定
加護:フォルテの加護
聖唱は浄化の上位スキルだったりする。なお、よほどのことがない限りは身の回りの何かでゴンと一発入れて「できたぞ」とか言う。剣の形をしたものの方が相性がいい。
裁定はアーロン誘拐時にフォルテが与えたスキル。色々有用ではあるけど本人は「こんなもの、多用すべきではない」ってあんまり使わない。
名前:ロナルド・アンモライト
転生者。勇者となることを望み、他資格者からそのジョブスキルを奪ってまでそれを与えられた者。
姓はジョブスキル判明時に与えられた。
剣術に優れ、武勇を誇る一方、勉学は好まない。フォルツァート一派に勇者として持て囃されることでより傲慢に、より好色になっていった。
赤茶の髪に吊り上がった深緑の瞳。容姿は割と整っている。
ジョブスキル:勇者
スキル:剣聖、魔導士
加護:フォルツァートの加護
女好きですでに数名を侍らせている。
名前:フォルツァート
多くの国で創生の神と言われ、主神と崇められる男神。
人間を愛しているけれど、絶望的に人を見る目がない。自分が気に入った存在や異世界から呼んだ人間にはとことん甘く、強い加護を与えがち。
その始末をつける片割れに憎まれていることにすら気が付かない鈍感さを持つ。
白皙の美青年。割と筋肉質。くるっくるの白銀の髪にターコイズブルーの瞳。
名前:ウィリアム・アメシスト
フォルテに仕える男性神官。侯爵家の長男だったが、約10年前に現れた先代聖女に追いかけ回され出家してようやく逃げ切った。
真面目で穏やか。女神のお気に入り。
長い銀髪を基本きっちりと束ねており、紫色の瞳を持つ。神官服は真っ白で意匠の一部に金色が入っている。
スキル:癒し、浄化、守護の光
癒し・浄化の魔法は彼が光系統の魔法を必死に磨いた結果、スキルへと昇格したもの。守護の光は結界系スキル。
父親は宰相のカーティス。弟がおり、戻ってきてくれという手紙が割としょっちゅう来る。
名前:アンネリース・アビゲイル・エーデルシュタイン
ルートヴィヒの妹。第二王女。
金髪に銀色の目。外見だけは母親に似て儚げ清楚。中身は元気いっぱい。
植物を成長させる魔法が使えることから、それに関するお勉強をするのが好き。政治の勉強とか歴史の勉強とかはとりあえずは頑張るけどあんまり得意じゃない。興味があることに集中力が全振りするタイプ。
猫を被っても気がつけば猫が逃げているタイプのポンコツ王女様。ママによく怒られる。
猫が逃げても「元気だね」ですませてくれるハロルドのことは割と好き。
スキル:成長魔法(植物)
加護:精霊ブランの加護
精霊樹の一件でブランの加護を得た。バリスサイトに置いているのでちょくちょく彼女の目の前に現れてお菓子をねだりにくるため、お茶請けをあげたりしている。
名前:エヴァンジェリン・マーレ・エーデルシュタイン
ルートヴィヒ、アンネリースの母親で側妃。やらかしてる東の隣国マーレ王国の元王女。虐げられていた上に、仲良くやってる王と王妃の間を切り裂くようにと無理やり政略で婚姻させられたため、彼女自身は母国に何の思い入れもない。むしろ、優しくしてくれた王妃のことを姉のように慕っている。
彼女自身は基本的に控えめでおとなしくいたって真面目。なのにアンネリースがお転婆な感じなので結構振り回されている。
銀髪にアイスブルーの瞳。長毛の猫ちゃんのイメージ。
バリスサイトの三妖精
かつて緑の手を持つ少女と共に在った四人の妖精のうちの三人。
彼女がエーデルシュタイン王国をある程度復興した後、他国の貴族に嫁いだことで男が気に入らなかった三人は別れて新しい棲家を探していた。
名前:ローズ
赤髪に赤い瞳。ポニーテールの元気な女の子。淡い赤の翅を持つ。
火系統の魔法を扱い、加護を与えた人間と一緒に魔法を使うことでその威力をより強くすることができる。
三人の中ではたぶん一番話が通じる。
名前通り、バラが大好き。ハロルドの育てたバラに対する執着はそこそこ強い。
名前:ネモフィラ
青髪に青い瞳。ショートヘアーの無表情系な女の子。淡い青の翅を持つ。
水系統の魔法を扱い、加護を与えた人間と一緒に魔法を使うことでその威力をより強くすることができる。
三人の中では一番ハロルドに対する執着がすごい。
ハロルド産お野菜が大好き。一番好きなのは玉ねぎがとろっとろのばあちゃん直伝スープ。次がアーロンママ直伝のシチュー。
名前:リリィ
黄色の髪に黄色の瞳。ツインテールの小悪魔系な女の子。淡い黄色の翅を持つ。
土系統の魔法を扱い、加護を与えた人間と一緒に魔法を使うことでその威力をより強くすることができる。
三人の中ではとびっきり気が短いし凶暴。生き埋めにされた(悪い)人間多数。
甘いお菓子が大好き。それにハロルド産のお野菜やお花やフルーツが使われていたらサイコー!
名前:アンリ・シャルル・エーデルシュタイン
王太子。王妃腹の第一王子。ハロルドたち的には友人のお兄ちゃんとしての一面が強いかもしれない。
目の下には隈がくっきりな過労系王子様。常に何らかの仕事がある。
婚約者は一緒に仕事を頑張って、ギリギリまで頑張って、頑張りきれずに逃げた。「女に逃げられるなんて、プークスクス」してる一部の人間がいる。その仕事の多さを考えると馬鹿にされる謂れはないし、彼がそれをやめれば結構洒落にならない事態になることを彼らは知らない。
疲労故かくすんだ赤が強めの赤茶の髪に緑の目。母似。
スキル:カリスマ、統率者
剣はそれなりに扱えたりするが、過労のせいで体力がない。
本人はただ民の安寧と平和を望んでいる。元婚約者がバリスサイトの件のあと連絡を寄越したけど元鞘とか絶対する気ない。だって絶対また逃げるし。
好きな子、というよりは王妃に相応しいお嫁さん募集中。
名前:エドワード・ラピスラズリ
藍色の髪。青い瞳には星のような金色の模様がある。
眼鏡をかけた、怜悧な印象を受ける青年。侯爵家の嫡男。アンリの側近。
割とハロルドを気にかけており、時たま手紙を送る。返信に時々、栄養剤(人間用)がつけられている。
名前:ダニエル・カーネリアン
赤髪に橙の瞳。マッチョ。
子爵家の次男。アンリとは乳兄弟なので若干気安い。割と勘がいい。「ダニエルの野生の勘は当たるからな」と意見が聞き入れられるケースもそれなり。
騎士としても優秀。アンリの側近であるために非常に努力した。
名前:アシェル・ローズクォーツ
ピンクブロンドの髪にローズピンクの瞳を持つにこやかな優男。
ハロルドが住む村の冒険者ギルドの受付のお兄さん。
一応Bランク冒険者である。
受付にいるのは、優男と彼を舐め切って悪いことする奴らは面白いように釣れるから。仲がいい子にはノリが軽い。一人称がコロコロ変わる。
可愛い系だと思うだろ?身長が180cm以上あるんだ。
名前:ブラン
長いウェーブがかった緑の髪の女の子。風の精霊。
棲家を奪われたことで力を失くし、途方に暮れて逃げていたら行き倒れた。その際に弱り切って姿が幼女になってしまった。
元々、そこまで強い精霊ではなかったけれど、先代ハンベルジャイト伯爵の精霊樹への献身と、周辺地域の老人たちの精霊樹への信仰によって強い力を得ていた。そして、それをその地域の魔物退治をすることで還元していた。
ハロルド・アンネリースの力で新しい家が完成したのでそちらで暮らすことになった。そんな事情で二人が好き。
もう本来の美女の姿に戻れるけれど、幼女の姿で甘やかされることに慣れ切って「このままにしーよう!」ってなってる。
「我は賢いのだ!」