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【書籍化】巻き込まれ転生者は不運なだけでは終われない【5巻制作・コミカライズ化決定!】  作者: 雪菊
9章

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26.去年の店

オーバーラップ情報局様公式X(旧Twitter)の方でサイン本が当たるRPキャンペーンを実施中です。応募は7月7日(日)23:59まで。よろしくお願いいたします!



 ハロルドは去年祖父母に贈る品を購入した店を探していた。今年はどんなものがあるのだろうとワクワクしながら見渡すと、存在感がやけに薄い店があった。

 そこに足を踏み入れると「来たか」という無愛想な声がした。



「こんにちは。今年も見せていただいて構いませんか?」


「勝手にしろ」



 それを了承と受け取って、並んだ商品を見ていく。



「うわ、フレイムディアーの毛皮がこんなに安いってマジ?」



 アーロンの顔が引き攣っているが、店主はやはり「斧で一振りだった」と言った。それは彼の技量が非常に優れているだけで、あのブライトさえも恐怖を覚えていたと知っているアーロンは「強いんだな、おじさん」と素直に感心していた。



「今年は群れで狩れた。加工品をいくつか並べている」



 確かに暖かそうな防寒具が並んでいる。アーロンは母親と妹用に真剣な目で吟味し始めた。

 ハロルドはそんな中、錆びた剣を興味深そうに見ていた。



(よくわからない黒塗りの材質……何かに使えるか?)



 現段階の魔眼では何で作られたものかもわからない品。値段も明らかに使えないものだからか高くない。興味本位で購入を決めて、次に揃いのブレスレットを手に取った。



「ハル、ブランのおすすめ品どう思う!?」


「サイズ的にグレンの?俺たちもそうだったけど、すぐに大きくなるんだからもう少し上のサイズにした方がいいと思う。品自体はいいものだよ。じいちゃんが喜んでた」



 ハロルドの返答に納得しつつも「あの物騒クソリス共がこんなものに化けるとは……」とアーロンはボヤく。大量のリッパースクワロルに襲われた経験があるだけに複雑である。


 ハロルドは錬金術に使うものやこの辺りでは珍しい植物の種、アーロンは新しい防具や解体用のナイフなどを購入して店を出た。



「……来年も来よう。あまりにも良すぎる」



 アーロンがそう言うのを聞いて、ハロルドも頷いた。彼が去年思ったことである。



「そういや、おじさん最後にまたな、って言ってたな」


「そういえば……近日中にまたこの辺りに来る用事とかあるのかな?」



 二人は揃って首を傾げた。

いつも読んで頂き、ありがとうございます。

書籍の感想嬉しいです!ありがとうございます!!


おっちゃん「? 実際今年も来ただろう」



【お知らせ】

2024年6月25日に巻き込まれ転生者は不運なだけでは終われない1巻が、オーバーラップノベルスさまより発売いたしました。書籍購入の報告や感想いただけるととっても喜びます。

イラストレーターはRuki先生です。素晴らしいイラストをたくさん描いていただいたので、ご期待ください!!

特典等詳細は著者活動報告にも書いておりますので、ぜひご確認ください!

今後もどうぞよろしくお願いいたします!

挿絵(By みてみん)


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― 新着の感想 ―
[一言] 「またな」で翌年か……長命種族みあふれる時間感覚だな。もしくは人外(神含む)かな?
[一言] 相変わらず正体が気になるお店だよね。
[一言] のうきんとがり耳のおぢさん店主、子安武人さんの声で喋りそうw
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