君の名は
いよいよ主人公と少女の名が?!!
もうあいつのことは忘れよう
あの爆発から1時間くらい経ったのだろうか
もうなんか疲れて早く寝たい
トボトボ歩く後ろを二人が付いてくる
「なー、なんで付いてくるの?」
もはや一人にしてほしいというか…もうやだ
「私は……あなたと行かなければ行けないから…」
少女は俯きながら答えた
「私は主様のために命をかけております」
にこやかに答えるモモ。もはや怖い
そうして何キロ歩いただろうか…日が落ち始めた
「ハァ…ハァ……これは不味いかー」
さすがに暗くなってくると怖い…あんなモンスター出るし爆発するし…
「……今日は…この当たりで休みましょう…」
少女とモモが腰を下ろす
横目に見ながらため息をついて腰を下ろす
「寝てる間に食われてたりするのか…」
ボヤく
「その時は私が命を…」
「いや、、それで俺も逝っちまうよ!!」
モモが喋ってる最中にツッコミを叩き込む
「……私の魔法でモンスターは近づきません…大丈夫です」
少女がポケットから紙を取り出したと思ったら、すぐに燃えて消えた
「今のが魔法か?」
「…。はい、これが私の結界魔法とでも言うものです…」
少女は淡々と答える
「へー、便利だな」
ポカーンとしながら答えていると、嫌な振動がある。
ゴゴゴコゴゴ…
「え…なに?……また??!」
俺が動揺するより早くモモが結界から飛び出して行った
「おい!!モモ!!!どこいくんだよ!!!」
俺の叫び声を聞かず、数秒後には爆発した…
「あの方の命を無駄にはできません……」
少女は無関心に答える
すごい爆風のくせに結界はビクともしない
「…………………。なぁ?」
ふと思って声をかける
「……。はい、何でしょうか」
目だけをこちらに向けて返事をする
「なぁ………まさかとは思うけど……あいつ……爆発しなくてもよかったんじゃね?」
素朴な疑問をぶつけてみる
「……そうですね、必要ありませんでした」
やっぱりぃいいいいいい!?!!!???
なんか爆風凄いのにまるで感じなかったもん!!
ショックを受けてガーーンとしている俺に少女が呟く
「そういえば……まだお名前をお尋ねしていませんでした…」
キョトンとした顔をしている
「…………………………いやいやいや!!俺の名前とか知ってるんじゃないの?!!!」
「いいぇ…知りませんが…」
「そういえば君の名も聞いてないじゃん!!!」
「そうでしたね……。私はレキと申します。宜しくお願いします、」
少女の名前はレキというらしい。
可愛い名前だ
「そうか、レキ。レキ!これからよろしくな。俺の名は…」
俺が名乗ろうとしたそのとき………。
ジジジジジジジ!!!
「………………。」
「おいいいいいあいいいいい!!!嘘だろ
嘘だろ!!!マジで夢オチかよ!!!」
一人の男がギャーギャー騒ぎながら目を覚ますのだった
という夢オチのくだらないものでした(笑)